開口部のお手入れ

『FPの家』の開口部は、高断熱・高気密用の玄関ドアや窓を採用しています。通常の玄関ドアや窓に比べて頑丈なつくりになってはいても、断熱性・気密性を維持してゆくためには定期的なメンテナンス、お手入れが必要です。

窓の戸車や、クレセント、レール等の各部品の不具合を確認、不具合が出ましたらすぐに建築した工務店にご連絡ください。

20年以上前に建てられた『FPの家』の場合、場所によっては窓の気密パッキンに劣化が生じて来て気密性が損なわれている可能性も出てきます。海に面することのない北関東では、塩害はないでしょうが、砂埃、酸性雨、紫外線等でパッキンは劣化する可能性があります。その場合は交換が必要になります。

サッシのお手入れ

サッシのお掃除

サッシ枠のミゾについたゴミ、ホコリ、砂などは、柔らかい布でていねいに拭き取ります。特に引き違いサッシのレールにゴミやホコリ、砂がたまると開閉が重くなり、サッシを傷めることにもなりますので、いつもきれいにしておきましょう。

ミゾの掃除には、ふだんは掃除機を使うようにします。サッシ専用のブラシも市販されています。落ちにくい汚れは、スポンジに住まいの洗剤を⊃けて、軽く拭いて落とします。あとは水拭きをして洗剤分を取り、乾いた布でから拭きしましょう。外側のサッシ枠は、周辺の環境の影響を直接受けますので、立地条件により手入れの回数を増やすことが必要です。

台風や豪雨、竜巻、黄砂まう日の後には水拭きや水洗いをしてキレイにしておきましょう。

樹脂サッシのお手入れ

薬品にも強い性質をもっていますが、有機溶剤(アセトン、ベンジン、シンナーなど)は使わないでください。

水洗いだけでも十分ですが、それでも取れない場合は、中性洗剤溶液で軽く洗い落とします。

清掃には布やスポンジなどの柔らかいものを使用し、ワイヤブラシ、金属製タワシ、金ベラなどは、キズの原因となるので避けてください。

網戸のお手入れと調整

網戸はふだんからはたきをかけて、ゴミヤホコリを掃除します。こまめに手入れすると通気もよく、すっきりと過ごせます。また網戸を長持ちさせるコツでもあります。網戸を使わない時期には、洗ってからホコリがつかないように梱包し、しまっておくようにしましょう。つけたままにしておくと、網が傷みます。ロール網戸を使用している場合は、最後まで引き上げておいてください。

ロール網戸を巻き上げる場合は、手前のボールチェーンを引っ張ってください。ロール網戸で網が逆巻きされている場合は、一旦、下までおろしてから、網戸レールにはってあるラベルの要領で巻き戻してください。

引違いサッシの網戸の開閉がスムーズでない時は、網戸下端の両側にある調整ビスを、プラスのドライバーでゆるめ網戸を上下させれば、簡単に調整できます。